のり子のコラム
ステュディオ プレジール

もとき〜なさん :
株式会社伊勢丹勤務の後、96年に渡仏、展示会などのファッション関係の仕事に携わっている方です。

このコラム欄では お菓子にまつわる小さなお話や
もとき〜なさんからのパリ情報を
少しづつお届けする予定です。
お時間のある時にご覧いただけたらと思います。

今ホットなアルザス地方(ALSACE)

50回記念スペシャル  フランスの東北部アルザス地方はライン川を挟んでドイツと国境を接しています。歴史・地理的なことからドイツの影響を強く受けている地域で、戦争の度にドイツ領とフランス領を繰り返し、第2次大戦後にフランスに属するようになりました。ですからアルザスの人達は自分達のことをドイツ人でもフランス人でもなく「アルザシアン」であるという独立心を持っていると聞いています。
 首府のストラスブールはもちろんのこと、コルマールやミュールーズといった美しい街が点在し、葡萄畑が続くワイン街道なども含めて観光地として素晴らしいところです。日本でも「ジャムの妖精」として有名になったクリスティーヌ・フェルベールさんのお店もコルマールの近くにあります。寒暖差が大きくて、ジャム作りに欠かせない色々な果物がよく収穫出来るのだそうです。
 首府のストラスブール(STRASBOURG)は川に囲まれた古い街で、中心にはユネスコの世界遺産に指定されているカテドラルがあり、プチフランスと呼ばれる一角はどっしりとした木組みの家々が美しく建ち並び、そぞろ歩きにとても良い街です。クリスマスにはマルシェドゥノエル(クリスマス市)が立ち、寒い中でも大勢の人で賑わうようです。(昨12月は東京にも出店されました)又10分位バスに乗るとドイツ国境の街まで行くことも出来ます。
 食べ物ではシュークルートと呼ばれるソーセージと豚肉と酢漬けキャベツの煮込み料理が有名ですが、大きなブレッツェル(塩味のパン)なども町中で見ることが出来ます。カエル料理も名物の一つで美味しかったような記憶が!? お酒好きの方にはさわやかなアルザスワインやビールも喜ばれることでしょう。(先月のコラムで記したクグロフ(グーゲルポップフ)の名前の起源もビール酵母と関係がありました!)
 アルザスにはパリでは余り見かけないドライフルーツを沢山使ったお菓子(ソーセージのような形のベラヴェッカやクグロフ)が多く売られています。イースターのお菓子も以前ご紹介しましたが、卵形をしたチョコレートではなく、陶器の特別な型で焼かれる子羊形をした珍しいケーキが焼かれます。又フランボワーズジャムをサンドするパイやサブレ(アルザシアンという名前)など、とっても地方色豊かです。
 ストラスブールには昨年6月からTGV(フランスの新幹線)が通り、パリから約2時間20分という早さで行くことが出来るようになったそうです。(以前は4時間程)
TGVの内装は有名なデザイナーであるクリスチャン・ラクロワ氏がデザインされたそうで、フランスでも大変話題になっています。かなり便利になりましたから、更に多くの観光客が訪れることでしょう。フランスにお出かけの際はアルザスへも足を伸ばされたらいかがでしょうか。お菓子屋さんめぐりも楽しいことと思います。
 このコラムも今回で50回を数えます。今号もお読み頂きましてありがとうございました。大好きなフランスの地方のお話で少々長くなりました。

/Noriko.K

ストラスブール紀行

「プチフランス」と呼ばれる街並..
「プチフランス」と呼ばれる街並..
街角にある店の看板
街角にある店の看板
木を多く使ったドイツ風の建物が独特
木を多く使ったドイツ風の建物が独特
1960年創業の老舗「クリスチアン」
1960年創業の老舗「クリスチアン」
パリではあまり見かけないスタイルのケーキ達
パリではあまり見かけないスタイルのケーキ達
ネゲルのケーキ
こちら1927年創業のネゲル
こちら1927年創業のネゲル
パリにはない焼き栗の屋台
パリにはない焼き栗の屋台
街角で良く見かけるブレッツェル
街角で良く見かけるブレッツェル


パリ/もとき〜な

PAGE TOP

のり子のコラム・バックナンバー

2010. 2. 1掲載 クグロフ・グーゲルホップフ・クーゲルフップフ…. KOUGLOF

2010. 1. 1掲載 フランス菓子の未来? Rêves =「夢」

2009.12. 1掲載 パリのクリスマス Noël Gourmand

2009.11. 1掲載 ウイーン菓子の思い出 コンデトライ OBERLAA

2009.10. 1掲載 発酵菓子の美味しさ ブルターニュの老舗

2009. 9. 1掲載 お菓子の材料 ヴァニラビーンズ お菓子材料店 G.Detou

2009. 8. 1掲載 乳製品と醍醐味 ノルマンディーのクレープ

2009. 7. 1掲載 シックなリゾート地 ドーヴィル(DEAUVILLE) ノルマンディーの初夏

2009. 6. 1掲載 キャベツと稲妻 高級イメージ

2009. 5. 1掲載 ビオ(BIO)について ビオなチョコレート

2009. 4. 1掲載 歴史上の人物とお菓子(マリー・アントワネット)
老舗名店 ドゥボーブ&ガレ

2009. 3. 1掲載 小さなお菓子 (PETIT FOUR) 春のウインドウ

2009. 2. 1掲載 スウェーデン ストックホルムを訪ねて

2009. 1. 1掲載 アフタヌーンティー ロンドンを訪ねて

2008.12. 1掲載 感謝 アートなクリスマス

2008.11. 1掲載 お菓子と塩  パリで味わえるブルターニュ

2008.10. 1掲載 特別編 2008夏(オーストリア旅行日記))

2008. 9. 1掲載 ビスキュイ(BISCUIT)  ランスを訪ねて

2008. 8. 1掲載 バスク地方(PAY BASQUE)  ビアリッツの夏

2008. 7. 1掲載 M.O.F. の先生 パリで美味しいバゲットは..?

2008. 6. 1掲載 ドラジェ(DRAGÉES) 6月のマリアージュ

2008. 5. 1掲載 特別編・2008春(パリ旅行メモ)

2008. 4. 1掲載 パック PÂQUES(=復活祭・イースター) 2008年パックの丸デザイン

2008. 3. 1掲載 カーニバル カーニバルと春

2008. 2. 1掲載 包む 贈るお菓子のパッケージ

2008. 1. 1掲載 ショコラの祭典 本場パリのサロンドゥショコラ

2007.12. 1掲載 ニュートラル NOEL A PARIS  2007

2007.11. 1掲載 恵みの秋 秋のフルーツたち

2007.10. 1掲載 トリュフ(TRUFFES) 街のチョコレート工房を訪ねて

2007. 9. 1掲載 お菓子の材料 お砂糖 フランススーパー事情

2007. 8. 1掲載 高級ブランド路線 キャラメリエ物語

2007. 7. 3掲載 マカロン(MACARON) 初夏のパリのウインドウ

2007. 6. 5掲載 ヴィエノワズリー(VIENNOISERIE) コペンハーゲン小旅行

2007. 5. 8掲載 ケーキの意匠 5月の春のお菓子たち

2007. 4.10掲載 ジャム ボンヌママンのイベント

2007. 3. 2掲載 春のくだもの 柑橘類 パリ春便り

2007. 2. 7掲載 お菓子の材料 胡桃(くるみ) NOIX 冬のグルノーブルを訪ねて

2007. 1. 5掲載 公現祭のお菓子 ガレットデ ロワ( galette des Rois)

2006.12.18掲載 ビュッシュドゥノエル(BUCHE DE NOEL) ノエルのウインドウ

2006.11.30掲載 パリの秋 フォション120周年(粋なデコレーション)

2006.11.16掲載 チョコレート解禁? マーキーズ・デュ・セヴィーニュのウインドウ

2006.10.19掲載 フランスの地方 ローヌ・アルプ(RHONE,ALPES)
サヴォワ(SAVOIE)を訪ねて

2006. 9. 25掲載 マリレンクヌーデル(MARILLEN KNODEL) FAUCHONのくだもの

2006. 9. 1掲載 お菓子の材料 アーモンド  AMANDES エクサンプロヴァンスを訪ねて

2006. 8. 3掲載 カラメル CARAMEL イルドレ L'ile de Ré のプティバカンス

2006. 6.20掲載 創作ケーキ(4月レッスンから)
「マリーアントワネット」コレクション ラデュレU

2006 .6. 1掲載 いちご<FRAISE> の旬は? パリの朝市のいちご達

2006. 5. 9掲載 5月になりました シャンゼリゼのラデュレとルノートル

2006. 4. 1掲載 マドレーヌ Madeleine 復活祭のウインドウ

PAGE TOP



Copyright (C) Studio PLAISIR. All Rights Reserved.